アイランドの「グレースコンチネンタル(GRACE CONTINENTAL)」は、三井不動産のファッションECモール「アンドモール」と連動した初のショールーミングストアを4月19日まで、東京ミッドタウン日比谷1階エスカレーター側にオープンしている。
造花などの緑を配置した店舗スペースでは「グレースコンチネンタル」と「ダイアグラム(DIAGRAM)」のリゾート着をイメージした夏の新作を並べており、通行人が自由にラックに並んだ商品を見ることができる。限定商品としてアイコンバッグ”マエストラ(Maestra)”の限定色ブロンズ(3万8000円)を販売する。
店舗では商品を見るのみで、購入はオンライン上で、スマートフォンから「アンドモール」にアクセスして、購入商品の決済を行うというもの。期間中は特別価格として10%オフ(限定商品は除く)で販売するほか、購入者と、「アンドモール」サイト上で「グレースコンチネンタル」をお気に入りブランドに登録した人にノベルティーとしてバスソルトをプレゼントする。
現在、アイランドはCRM(顧客情報管理)やオムニチャネル戦略を推進中だ。ウェブ接客として、インスタグラム上のライブ配信やユーチューブ(YouTube)の動画配信なども実施している。昨年末にはバニッシュ・スタンダードが提供するショップスタッフのコーディネート投稿機能「スタッフスタート(STAFF START)」を導入。オンラインサイトは、自社ECやオンワードグループのECモール「オンワード・クローゼット」、楽天のファッションECモール「楽天ブランドアベニュー」など9つのEC店舗を構える。現在EC化率は10%強だが、中長期的には15%を目指す。
アイランドの三芳克則営業部部長ブランドマネジメント担当は「三井不動産との試験的な取り組みとして、今回の出店を決めた。当社は店頭接客に強みを持つため、パーソナルな商品提案をウェブでも広げていきたいと考えている。オンラインと実店舗の両方でお客さまとの接点を増やして、スタッフのファンを作っていけるようにしていきたい」と話す。